やんばる自然塾
HOME ご予約について ツアープログラム やんばる自然塾紹介 アクセスマップ 東村ガイド ゆんたくBBS リンク
 

畑仕事をする要さん
 
 吉本 要
1957年生まれ 東村川田生まれ   

初めまして、やんばる自然塾・外部スタッフの吉本です。 日頃は、農業を生業にしておりますが、自然体験 や 農業体験 が盛んになってきた為に、ガイドとして参加させていただいています。 自然体験 も 農業も自然が相手の仕事なので農業の側から身の回りで体験した事、又は感じた事を ドゥチュイムヌイー(独り言) してみたいと思います。



 
「畑奮闘紀〜雑草編〜」(2006.06.01)
シリケンイモリを片手に説明中
 
梅雨の時期
 この季節、周りの風景に緑が大変目立ってきました。 特に農家の畑は日当たりも良く、雑草達にとっては最適な繁殖場所になっている。 南国 ウチナー(沖縄) は寒い冬場が短い為に、一年中雑草が生える環境に有り、中でも梅雨のこの時期は適度な水を得て普段の月より一層青々と畑を蔽いつくさんとしている為、農家は日々雑草と激しい格闘をしている。
ぬーやがーポジティブ制度
雑草まみれのパインアップル
 そんな折、先日農家を集めて “ポジティブ制度” なるものについての説明会があった。 ポジティブ制度 「ウリヤヌーヤガヤー(これは何なのか?)」 と思いつつ説明を聞いていると会場のあちこちで 「デージナトーン(大変なことになった)」 と言うオジーオバー声が聞こえてきた。 “ポジティブ制度” それは、トレサビリティー制度 に続く農薬使用に関する新たな制限制度のことである。 2・3年前にトレサビリティ(農薬登録) が義務化され農作物ごとに使用できる農薬が限定され、その使用履歴をハッキリさせておかなければならないことになった。 今回は更に、自分が使用した農薬以外の農薬が検出されてもいけない。
 例えば、自分が栽培している作物以外の農作物を隣で栽培していると、当然に使用される農薬が違ってくる。 しかし、その農薬もがもし風等によって運ばれたりして自分の作物より検出されてもダメになる制度。 更にその残留基準値が0.05PPMという野球場ほどの広さの中に米一粒ぐらいの値なのだという。
 これまでは主に農薬として除草剤を年2回程散布していたが、今回からは年に一度程しか使用できなくなるので農家にとっては新たに今までよりも長期間雑草との格闘が続きそうです。
集めた雑草が一輪車に…
 
基本は草取り

 近頃は、農業をやってみたいという都市部の方々が多いと耳にすることがある。 やってみたい方にまず手始めに草取りを体験することを薦めます。 だいたい一日で雑草を取り除ける面積は10〜15坪程で、中腰で作 業することが多く根気のいる作業だけれど、辛いだけではありません。手を動かしながら、頭の中では色々なことを考えることが出来る、貴重な時間がもてるはずですよ。

 

ホーム>やんばる自然塾紹介>やんばる自然塾のひとりごと

Copyright(c) 2003 やんばる自然塾 All Right Reserved.