沖縄に生育している蝶の一種であるオオゴマダラ。 実に優雅で気品漂う昆虫である。 蝶には全く興味が無かった私にもその上品な舞いかたには一目惚れ、自分までも“てふてふ”と舞っているような気分になる。 まさに宮崎駿氏のトトロの世界です。
しかし、その想いとは逆に、初めてその蝶の存在に気づいたのは、ある蝶園に行ったとき、群がる蝶に我が子と一緒に逃げ回り、慣れるのに少々時間がかかったのを覚えています。
それからしばらくして義父が退職し、家の庭に小さな蝶園を造りはじめました。 約半年かけて手作りの小屋を作りあげ、オオゴマダラの食草であるホウライカガミを自ら栽培し、年中観察出来る環境に仕上げてくれました。 小さな卵から成虫になるまでゐ姿をじかに見ることが出来、多いときには、50羽を越えるほどです。