自然塾では、カヤックツアーで疲れたお客様に、秀子さん(塾長の奥さま)手作りのさーたーあんだぎー(沖縄風ドーナッツ)をお出ししています。 念願叶い、このあんだぎーづくりに参戦させていただきました。 じ、実はワタクシ、以前「あんだぎーの素」をスーパーにて購入、かぼちゃを入れ調理の後、友人に渡したところ「ねえ、これフランクフルト?」と笑顔で聞かれた、という苦い経験がございます…! そこで、リベンジをかけた真剣勝負が始まりました。 たっぷりの油にあんだぎーを潜らせ、鼻の下から小粒の汗が噴出すのを感じながら学んだこと。 1)粉は混ぜすぎないほうがふわふわに仕上がる 2)利き手の親指と人差し指の間から卵型をつくってゆっくりと油に落とす 3)卵型は小さい方が火も通りやすく、カリカリと仕上がる などなど、次々と奥義が飛び出します。 「これをさぁ、いっぱいつくって送ってあげると喜ばれるんだよ〜」と秀子さん。 そういえばスタッフの吉本さんも「うちの弟なんか学生の頃これが段ボールいっぱいに届いてからぁ、部活のみんなで食べとったよ」と言っていたっけ…。 奥義も去ることながら、あんだぎーに込められた母の想い、プライスレス。
終わりに…
「プライスレス」お金では買えないたくさんのキラキラ、ワクワクが東村にはあります。 それらはみな、この大地と海と太陽の下に生きる人ひとりひとりの「気持ち」がつくりあげ、守ってきたものなのだな、と感じることができました。 私は幸せ者です。今は、なんでもプライス=お金に還元してしまう傾向にありますが、そうしないと守れないもの、そうでなくとも気持ちの繋がりで活かしていけるもの、両方のバランスを考えて行くのがやんばる自然塾の役割なのかな、と感じています。