川は入り江になっている。昔は薪などを積み出す山原船が現在の橋から1キロ以上も上流にさかのぼり、中南部との交易でにぎわっていたという。
慶佐次では95(平成7)年頃、地域活性化を考える「夢創り21委員会」が発足。マングローブ林の保全と利活用、地域マップや地域を紹介するリーフレット作製、昔は多かったノコギリガザミの放流事業、干潟でガタリンピックなどたくさんのアイデアが出ている。
県外の研究グループを招き講習会も数回行った。そしてヒルギ林周辺整備でふれあい公園が実現した。(平成11年)。現在、県外の高校生ら年間10万人の旅行客が訪れる。この「宝物」の自然を大切に、地域住民主体の地域づくりに励みたい。